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サーバ転送の基礎知識
▼サーバのあれこれについて知っておこう。
- ホームページをインターネットで公開するには、作成したHTMLファイルを自分のPCから「サーバ」に転送しなければいけません。
このサーバなるものについて、多少の知識を得ておかないといけませんよね。 ここでは、サーバについての基礎知識と転送やCGIについて少しだけ説明してみます。
- ◆まずは、FTPソフトを入手しておきましょう。
- サーバへHTMLファイルや画像ファイルなどを送る時に必要になるのが「FTPソフト」です。代表的なFTPソフトとして「FFFTP」がありますが、下記URLからダウンロードできますので、ない人はぜひ入手しておいてください。
FFFTPソフトダウンロード=> http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/ffftp.html
※ダウンロード後のインストールなどの詳細説明は上記サイトのサポートページ「初心者マニュアル」を参考にしてください。
- ◆サーバの設定を調べておきましょう。
- FTPソフトをゲットしたらすぐにでもサーバへ転送してみたいところですが、その前にしておかなければいけないことがサーバの設定の確認です。
これは各サーバ(プロバイダ、レンタルなど)によって様々なので詳しい情報の確認が必要です。
ということで、各プロバイダ、またはレンタルサーバなどのホームページへアクセスして調べておきましょう。
※調べることは、サーバの容量、CGI使用の可否(または設定)など様々です。一応全部の情報を控えておくようにしましょう。
- ◆設定が確認できたら転送してみましょう。
- 転送や使い方についてのマニュアルは各FTPソフトのマニュアルを参考するとして、初心者によく見受けられるのが、HTMLファイルと画像ファイルとの連結忘れです。
例えばHTMLファイル内に画像を貼りこんだとして、ファイルを転送する際HTMLファイルだけを転送してしまうケースが多いんです。
この転送忘れはなぜ起きるのか?というと、自分のPCで見た時にはその画像は表示されているからなのです。(自分のPCでだけは見えている状態)
しかし、他のPCから見ると見えてない・・・という状態が出てきちゃうんですね。
これの原因のほとんどがこの間違いによるものなんです。
ですから、HTMLファイルに画像を使用している時には、必ず画像も別で転送することを忘れないようにしましょう。 因みに、HTMLファイルはアスキー転送という形式で、画像ファイルはバイナリー転送という形式なので別々に転送をします。(ソフトによっては自動で振り分けてくれるものもありますが)
- ◆ファイルの整理
- 転送もただ漠然としているのではなくて、ファイルを使いやすいように整理しておくといいですね。
それにはディレクトリを作成します。 ディレクトリとは、PC内で言うところのフォルダにあたります。 これをすることによってファイルがどんなに膨大になってもすぐに見つけられるようになります。 このディレクトリ分けは、各ページごとにしておくのが普通のようですね。 そうするとページごとのファイル管理が楽にできるというわけですね。
- ◆いよいよアップロード(転送)
- ディレクトリ分けが完成したら、いよいよアップロードの開始です。
この作業が一番のメインになりますが、前でも述べた通り「アスキー転送」と「バイナリー転送」とがありますから、それだけを注意して行ってください。 もしも、転送法を間違えると画像などがめちゃくちゃに表示されたりしますからね。
- ●ちょっと一息(?)豆知識
- パーミッション(アクセス権限)について一言。CGI(掲示板・日記・チャットなど)の設置の時には、サーバに転送したCGIファイルなどにパーミッションを設定しなければいけません。この設定は各CGI等によって異なったり、サーバごとに異なったりしますが、パーミッションの知識だけは持っておいたほうが無難です。(これは各FTPソフトで行いますが、サーバによってはコントロールパネルでできる場合もあります。)
- パーミッションとは、サーバ内のファイル(特にここではCGIファイルなど)を操作できる人を区別するファイル属性のことです。
- 各人ができる操作は「読み込み可(Read)」「書き込み可(Write)」「実行可(Execute)」の3つがあります。(各ソフトによって違うかも知れませんが、R、W、Xなどと表示されていると思います。)
- 各設定は全て数字で指定されています。読み込み可=4、書き込み可=2、実行可=1となっているのが普通かと思います。(違うものもあるみたいですが。)
- 例えば、読み込み・書き込み・実行の全てを可にする場合は、上の数字を全て足した数値(4+2+1=)7を指定することになりますね。(デフォルトでのほとんどは644になっています)
- 一応の基礎知識として知っておいていただきたいのですが、HTMLファイルは644、CGI本体ファイルは755、ログファイルなどは666の設定が一般的のようです。(サーバによって異なりますので、各サーバごとの設定情報を必ず知っておいてください。)
- これで、パーミッションを変更し終わったら、CGIなどを実行してみましょう。(動かない場合は、再度パーミッションの確認をするか、再転送をしてみることですね。)
※ここでの豆知識は、ある一定のソフトに関してのみ申し上げているので、全てに共通とは限りません。
- ◆アップ(転送)できたら表示させてみよう。
- いよいよ待ちに待った初お披露目を迎えることができます。
IEなどのブラウザを立ち上げて、自分のホームページのURLをアドレスバーに打ち込んで表示させてみましょう。 うまく表示できれば成功ですが、もしもうまく表示できない場合は、URLの記述の確認を再度してみてください。 これも単純な間違いをしていることがありますので。 画像やページなどが全て表示されていれば、おめでとうさん!ということでお疲れ様でした。というわけですね。
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ここでの知識は、あくまでも一般的なソフトに限ったものであり、全てに共通したものではないということをご承知おきくださいね。
この作業も最初は面倒なのですが、慣れると朝飯前になってきますから頑張ってくださいね。(笑) |
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